環境分析行政への対応
工場からの雨水排水において油分が多いとの通報があり、後日行政の立ち入りを受けた。水質汚濁防止法等の特定施設はないため規制を受けないが、周辺環境・関係者等に影響を及ぼしている可能性があるのならばその対策を十分行いたい。また、行政への説明をお願いしたいとのご依頼がありました。
別日の降雨時に雨水排水の油分濃度を分析し客観的データを取得、工場内での経路・油分分布・油水分離槽の状況確認をしました。当日の条件とは違いますが、工場外側溝での油分濃度は問題となる値ではありませんでした。しかし、工場内の一部溜り水には油が浮いており、敷地面積に対して油水分離槽の容積も不足していました。
この状況と有効な対策案をまとめ行政との協議の場に同席し説明をしたところ、特に指導ではなく可能な範囲での対策の実施を要望されました。後日、対策工事として油水分離槽の増設と場内側溝整備を実施しました。